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三重県熊野市の山奥にたたずむ小さな小さな山郷「赤倉」での日常をつづっています。ここでは携帯電話の電波も入りません。テレビも映りません。何の飾り気もない、まっさらな大自然ライフがここにはあります。


by akakura_biyori

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丹倉神社例大祭

熊野の奥地にたたずむ赤倉、そこからさらにさらーに奥へと分け入った場所に丹倉神社はあります。読み方は赤倉と同じく「あかくら」であり、語源は双方とも大丹倉からきています。社殿を持たず祭神も不明、境内の巨岩をご神体とする原始熊野そのままの姿を残す神社です。


赤倉林道沿いにある鳥居から長い石段を下って境内に至るという変わった造りになっていますが、これは後からできた林道が神社より高い位置にある関係で、もともとは神社の前をいにしえからの道(裏本宮街道)が通っていました。



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11月18日は、ここ丹倉神社で例大祭が開催されました。午前10時に始まり、まずは獅子舞としの笛のお披露目、そして神事という順番で進められました。


まず、この獅子舞としの笛ですが、担当は今年の夏に初めて山里民泊あかくらに泊まられて以来、常連さんとなっていただいている四日市のMさん御一行様としの笛講師のKさんご夫妻。Mさんは初めて赤倉に来られる以前からも月1回は熊野に通っているという大の熊野好き!「私たちは熊野ファンクラブ会員よ」と宣言しているほどの熊野ラブっぷりなんです☆


そんなMさんがこの夏に丹倉神社例大祭の話を聞いて以降、その場で獅子舞を担当することを即答、そしてこの3か月間はお仕事の合間を縫っては練習に励んでいたとのこと。



その大成果である今回のお披露目は、例大祭に訪れたお客様ほぼ全員が釘付け&鳥肌を立たせるほど大迫力かつ優雅なものでした。私自身、しばらく見とれてしまうあまり、カメラのシャッターを切るのを危うく忘れそうになったくらいです!



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獅子舞としの笛のお披露目の後は神事がはじまりました。赤倉出身者がご神体の巨岩の前に集まり、当地出身の赤倉水産中平社長と、大丹倉の手前に位置する丹倉(にくら)集落のKさんが祝詞を読み上げました。あたりは一気に静寂と神聖な空気に包まれ、その中を祝詞を読み上げる中平社長の力強く清らかな声が響き渡りました。


現在では在住者が1人という赤倉地区、一時は荒れ果てた無人の集落跡と化す運命が刻々と迫っていたこともありましたが、この中平社長の試みで「童集乃村」ができ、一日一組限定・山里民泊あかくらが誕生し、わずか2年で日本全国各地から旅人が訪れるまでになりました。そして今回の例大祭でこんなに多くの赤倉出身者がご神体の前で集まっている光景、神事を目の前に目頭が熱を帯びている自分がいました。



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祝詞を読みあげる中平社長


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しの笛講師によるご神体前でのしの笛披露もありました



神事の後は全員が寄り集まっての宴会、そしてこの地域恒例のお餅ふるまいでみながヒートアップし、お昼過ぎにはお開きとなりました。宴会の際のお食事のほとんどは、中平社長の奥様がご用意してくださいました。本当にありがとうございました。



丹倉神社例大祭_a0288649_2222504.jpg




この限界集落は、日本という国が文明の発展と引き換えに置き去りにしてしまったものをそのままの姿で持っている精神先進地であると私は感じます。今年もこれほどのにぎわいの中で無事に例大祭を迎えることが出来ました。そして来月にはここ赤倉に新たに2人の若者夫婦の移住が決定しました!赤倉の未来は明るいこと間違いなし^^



中平社長、奥様、赤倉出身者の皆様、獅子舞としの笛の皆様、お手伝いに来てくださった方々、訪れてくれた方々、18日は本当にお疲れ様でした。



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# by akakura_biyori | 2012-11-19 22:25 | 季節~秋

赤倉の晩秋、そして丹倉神社の例大祭

こんにちは☆赤倉びよりです^^



本州最南端にあたる紀伊半島の奥熊野赤倉にも、いよいよ紅葉前線が到来してきました。落葉樹がさほど多くはない赤倉ですが、常緑であるスギやヒノキに混ざるようにまばゆいほどの赤や黄を引き立たせているこの地域の紅葉はまた慎ましくいい風情を醸し出しています。


しばし、赤倉の晩秋をご堪能くださいませ^^


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旧赤倉小学校跡の大イチョウ黄葉


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尾川川にそそぐ名もなき沢の一景


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山里民泊あかくらの夕景
寒さが身に染みるほどに出迎えてくれる明かりのぬくもりを感じる



さて、明日11月18日は、赤倉のさらに奥に位置する丹倉神社の例大祭です。この神社は日本書紀にも登場数ほどの歴史を誇るもので、花の窟神社に匹敵するほどの古さとされています。社殿を持たず、巨岩そのものが信仰対象となっており、社殿が一切見られないこの神社は、太古からの熊野の姿を私たちに見せつけてくれています。


例大祭に備え、昨日16日は中平オーナーとともに、境内の掃除に繰り出していました。そして本日は四日市方面から山里民泊あかくら常連さんのMさん御一行様が宿泊され、明日は例大祭で大役を務めていただきます。


どんな例大祭になるか?この『赤倉日和』でまたレポートさせていただきますね☆


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# by akakura_biyori | 2012-11-17 22:49 | 季節~秋

赤倉のお野菜たち~玉ねぎが仲間入り!

こんにちは☆赤倉びよりです^^


山里民泊あかくらの畑に、赤玉ねぎ、白玉ねぎが仲間入りしました~
先日、中平社長とアルバイトのKさん、そして私でせっせと畑を耕し、一本一本丁寧に苗を植える作業をしました。


赤倉のお野菜たち~玉ねぎが仲間入り!_a0288649_23193993.jpg



そのお隣には、ブロッコリー、レタス、大根がすでに植えられており、大根はちょうどいい食べごろになってきています。赤倉の畑もとってもにぎやかになってきましたよ~ みんなで玉ねぎちゃんたちの成長を見守っていきましょうね☆


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赤倉のお野菜たち~玉ねぎが仲間入り!_a0288649_23204711.jpg




さて、赤倉における畑ですが、こんなに奥まった山間部でなぜこれほど多くの野菜を育てられるのでしょうか?


その答えは、ここ赤倉に限らず、奥熊野全域に見られる「石垣」にあります。一見さほど珍しいものでもありませんが、見渡す限り斜面ばかりで平地に乏しい奥熊野地域では石垣を築き、人工的に「平地」を形成させ、豊富な降水量とこの斜面を活かした水路を敷き、野菜にお米を育てていました。いわゆる「段々畑」といわれるものが奥熊野各集落に見られます。そのさまは、単に効率の良い生活スタイルというだけでなく、日本の山間部で自然と共存する人々を象徴する美しい文化的景観ともなっています。



赤倉のお野菜たち~玉ねぎが仲間入り!_a0288649_23385597.jpg

石垣のある奥熊野



段々畑が形成されるような地形に位置する場所は昼夜の気温差が大きいことが多く、とにかく野菜全般に甘みがあるのが特徴です。ここ赤倉も例外ではなく、完全無農薬で、種付け以外はこの昼夜の気温差、天からのめぐみである豊富な雨にほぼすべてをゆだねるという形で育てています。


自然の甘みとみずみずしさがたっぷり詰まった赤倉のお野菜、石垣のある美しい文化的景観を眺めながら一度お召し上がりになってみませんか^^
# by akakura_biyori | 2012-11-14 23:39 | 季節~秋

しいたけの旬ですよ~

こんにちは☆赤倉びよりです^^

寒くなってきた今日この頃ですが、そんな中でのホットで美味しい話題をひとつ。

今、赤倉ではシイタケ収穫の真っ只中です^^
アマゴ養殖池の隣で栽培している赤倉しいたけは・・・




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ドド~ン!!こんなに巨大なんです!


しいたけの旬ですよ~_a0288649_2026090.jpg

私の手のひらを広げた状態と比べてみても・・・



大きくて肉厚なシイタケは、主に山里民泊あかくらのホックリ晩ごはん、しし鍋の“主力食材”となります。赤倉へいらっしゃる皆様にお会いする日を首ならぬ石づきを長~くしてお待ちしておりますね^^



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# by akakura_biyori | 2012-11-12 20:30 | 季節~秋

日和祭に出店しました

こんにちは☆赤倉びよりです^^


去る11月4日、熊野市の山間部は神川地区にある旧神上中学校にて開催された『日和祭』に赤倉水産として出展させていただきました^^このお祭りは、なんと御浜町在住の若手女性たったひとりの発案、運営によってなされました。昼間は、熊野の衣、食、住をテーマにした個性的な露店が並び、夜はこの主催者女性が大ファンというシンガーソングライターのコンサートが盛大に行われました。


彼女は、御浜町ののどかなみかん畑の一角で、おしゃれな創作イタリア料理店『日和』を営むオーナーシェフNさん。この夏に旧神上中学校で行われた音楽家のコンサートがきっかけで神川の旧神上中学校校舎、そして神川という場所に惚れ込み、自身のお店の5周年記念を兼ねて開催を決定とのこと。ホント、すごい行動力!!


レトロさとのどかさと情熱とにぎわいがほどよくミックスされたステキなお祭りの詳細については以下をご覧になってください☆


http://hiyorisai1104.jimdo.com/


あまご一夜干し、珍味☆あまごのからすみ、おかげさまで完売しました~^^



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赤倉水産ブース

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これがアマゴからすみだよ☆

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個性的なお店がいっぱい^^
# by akakura_biyori | 2012-11-08 21:45 | イベント☆お祭り